ロンドンで見たポスターの中で一番素敵だった。ブラーの新譜の広告。



 今回はロンドン旅行を通してのちいさな発見をいろいろと書いてみる。役立つ情報満載なので、行ってみようかなと思っている人は必読。

【変圧器の発見】
 ロンドンにノートパソコンを持っていこうという場合、かの地の電圧が220Vのため、変圧器を成田空港の売店で買っていく必要がある。が、この変圧器、以外な落とし穴が……。本体に「30分以上の使用の場合、定格容量の80%以上を超えないでお使い下さい」とある。実際、使ってみると、パソコンを使い始めて30分以内で変圧器のスイッチが切れてしまう。なんじゃこりゃー。と、いろいろやってみた結果、バッテリーを抜けば長時間使えることが判明。けれど、つまりバッテリーの充電はできないということ。日本で充電してきたバッテリーは慎重に使わなければならない。
【両替の発見】
 成田の空港内での両替はいつも込んでいる。あの行列に並ぶのはちょっとイヤ。でも、税関を通 ってから後にも両替があって、すいているのでお勧め。ちなみに私のようにKLMでアムステルダム経由なんて場合は、ユーロも少し両替しておくと便利。アムステルダムは世界的な観光地だけのことはあって、空港も観光気分でいっぱい。ちょっと飲んだり、ショッピングしたくなる雰囲気なのだ。


これがホテルの部屋。

【ホテルの発見】
 安いホテルを探すのが難しいことは第1話で書いたが、実際チェック・インしてみてがく然。 確かに、バスとTVと電気ポットはあったが、クーラーと冷蔵庫がなかった。
 確かにロンドンの夏は過ごしやすく窓を開けていれば涼しかったが、2階の部屋で窓を開けて寝るっていうのもなんだし、実際に開けてみると隣のビルからの騒音でうるさく、しかも、掛け布団は夏なのにシーツなしの毛布。あと、冷蔵庫がないうえにコンビニには氷は売っておらず、ウィスキー・ロック党の身にはロンドンの夜は辛かった。
【パンクの発見】
 ピカデリーサーカスなどロンドンの繁華街を歩いてもちっともパンクには出会わなかった。ところが、演劇専門書店を目当てに郊外の町カンデムタウン(あの『アワ・ハウス』の舞台になった町!)を訪れてみると、いたいた。パンクたちが町を闊歩している。パンクは郊外に生息しているのだ。ちなみにカンデムタウンは日本でいうと大阪ミナミ・アメリカ村の雰囲気にそっくり(東京だと下北沢と原宿の間かな?)。時間に余裕のある人は訪れてみて欲しい町だ。


カンデムタウンの住宅。
色がかわいらしい。

こちらカンデムタウンの駅前。
パンクの人のアップは怖くて撮れなかった。

【地下鉄の発見】
 ミュージカルを見終えて夜、ホテルに帰ろうとしていたら、地下鉄の駅のゲートが閉まり、パトランプのようなものがくるくる点滅し、「エマージェンシー」の文字が!(写真1)どうやらロンドンの地下鉄は何かあると自動的に入り口が閉鎖されるようにできているらしい。どうなってるんだろ?としばらくその場で待っていると、消防車が次々に到着(写真2)。消防士たち数人がゲートを開けて入っていった(写真3)。ところが数分後、ゲートはオープン。地下鉄の駅に降りてみても何も変わったことは無かった。そういえば、ゲートが開くのを待つロンドンッ子の表情にも不安が見られず平然としてたから、こういうことはよくあるのかしら? 日本で非常ベルが鳴っても誰も騒がないのに似ていた。ただし、地下鉄の危機に対する公共機関の日頃の対処には敬服した。その点はどこかの国とは大違いだ。

(写真1)


(写真2)

(写真3)


6<  >8

G2プロデュースHP総合トップへ