さて、今回のAGAPE store はなんと無謀にも上方古典落語の名作にして超大作「地獄八景亡者戯」に挑戦! と言ってもキッチュが落語で一人演じるのではなく、5人の役者による舞台化。そして、古典なので、今となってはわかりにくいという箇所は (ほとんどそうなのですが)今風に書き直してという、脚本家に委ねられる負担が大きくなりそう。

というわけで、東野ひろあき氏が脚本執筆に入る前に、主宰の松尾貴史、演出の私G2、そして東野の3人が伊豆高原の貸別荘で、1泊の合宿に行って参りました。



まずは、ブレインストーミングから。まあ、ブレストと言ってもAGAPEの場合、「うだうだ話」に限りなく近いのですが……。
「この曲が自分ではすでにテーマソングやねん」とお気に入りのCDをかけ出す東野。
自慢のソニー製のコンパクト辞書で 「地獄」のつく言葉を調べ、読み上げていく松尾。
「あれ?落語?と思わせるファーストシーンがいいな」と演出プランのかけらを話し出すG2と、役に立つのか立たぬのか、アイディアのかけらたちが3人に降り注ぎます。  



合宿会議の良いところは、時間がたっぷりあるので、「役に立つの立たぬのか」という試行錯誤がゆっくりとできること。こういう「一見」無駄に見える時間が、芝居作りの足腰を作ったりするのであります。
話合いはだんだんと具体的な方向へ。落語ではたった二人の登場人物で20分ほど進む部分があったりします。そういう所をいかに5人で割っていくか。また、見所の閻魔大王の登場はどう表現するか? ラストシーンは一体どうするのか? どの役をどの役者がやるのか? などなど着々と色々なことが決められていきます。

夜を迎え、合宿は酒を交えての会話になっていきます。酒の力でさらにパワーアップし盛り上がる3人。



と、ここで、キッチュが未発表の新たな技を開発します。これこそ合宿の成果と言っても過言ではありません。本来、本番でお見せするべきものですが、このHPをご覧になった方だけ特別にお見せしましょう!